まなびを自由に!Edutech起業家のブログ

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チーム組成がスタートアップにとっての一番のハードル(2013年の振り返り)

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ブログ2回目にして2013年も今日で終わりです。本当に怒濤のような一年を振り返ってみたいと思います。

6月にサイバーエージェントベンチャーズ及びMovida Japanが各々運営するファンドに増資して頂きました。素晴らしき応援団のお陰でストリートアカデミーの事を知って貰える人が増えました。オフィスも株式会社24-7の会議室の間借りから、自分達だけのシェアオフィスに移動しました。 

社名もサービス名と同じに変更し、ロゴを一新し、ビデオまで作りました。ユーザー数も講座数も一人で運営していた頃に比べて飛躍的に伸びました。勿論成長率に関しては、自分の思っていたレベルには依然到達しておらず、今後サービスの課題やマーケティングのノウハウを乗り越えて、あるべき数値を達成したいと思いますが、こちらについては後ほど。

 

様々なイベントやピッチ大会でサービスや夢について語らせて頂く機会を頂き、興味を持って頂いた各方面のメディアにご紹介頂きました。新聞に2回、ラジオに2回、そしてテレビの報道番組にも(自分がニュースに出るとは夢にも思いませんでした)。ウェブ上の記事も合わせると今年だけで60回以上のメディア露出があったことになります。

 

しかし、上記のようなことは、自分にとってある意味どうでも良いのです。自分にとって一番重要だったこと、今年の最大の出来事は、自分と共に夢を追う人間が自分以外に加わり、「個人から」「チーム」へなったことです。

俗に英語で言うところの、"I"から"We"になったということですね。

スタートアップの最大のハードルはチーム組成だとよく言われます。世の中には優秀な人が沢山いますが、誰も一人では何も出来ません。一人で出来ることもありますが、世界を変えるような次元の話は多くの人を動かして初めて成し遂げられるものです。ちなみにベンチャーキャピタリストが投資検討をする際に一番重視するのもチームで、中には一人には絶対に投資をしない人や、ビジネスアイデアよりチームを決め手に投資判断を下すというポリシーの人なんかもいる位です。

 

自分が事業を初めたのは2012年でしたが、人脈が創れていなかったためか、熱意が足らなかったためか、一人で何もかもやり過ぎて顔が引きつっていたためか(笑)、どうしても人を巻き込む事が出来ませんでした。一時的に助けてくれた人やお金を払って仕事を受けてくれた人はいましたが、「一緒にやろう」の一言にYESと言ってくれる人は誰もいませんでした。

 

それだけに、共感して集まって来てくれた仲間の想いは大切にしたいと思います。最近、初めて会った人がサイトを見てくれた際に、「サイトのデザインが良いですね」というコメントを頂きました。また別の提携の商談中には、「短期間でかなり機能がアップしていますよね」と。どちらも自分がやっていないからこそ、そんなコメントが、KPIの伸びより嬉しかったりします。

 

「組織」という言葉に当てはめると、実はまだまだ道半ばだったりします。各々違うバックグランドから来たメンバーなので、内容はおろか会議の仕方や作業分担においても議論も発生するし、コミュニケーションの仕方でもお互いのやり方に慣れる必要があったりする部分も多かったりするのですが、ただ、皆創ろうとしている世界観を共有していて、このサービスが好きだという共通点があります。この共通点を火種とするならば、クサい言い方ですが、絶対この灯火だけは絶やさないようにしよう!と思ったりする訳です。

 

現在ストリートアカデミーではチーム体制はまだ完全ではなく、引き続き爆速でチームアップを図って行きます(マーケティング・PRに強い方で我こそはという方、是非お声がけ下さい!https://job-share.net/jobs/3156)。そのために、来年の豊富ですが、ストリートアカデミーというコミュニティへの参加者及び支援者を一人でも多く巻き込めるよう、2014年度は、自分個人としては「伝える」という事に重きをおいて、活動を加速して行きたいと思います。

 

では皆さんも良いお年を!

引き続きよろしくお願いします!